2016年6月8日水曜日

花の名前 アガパンサスの和名は紫君子蘭

しばらく前から大巧寺辺りで細長い葉の集まりからすっきりした茎が出始めたのに気がついた。ネギ坊主みたいなつぼみがついて背が伸びてきたと思っていたら、梅雨時になって一斉に開花し始めている。お寺の庭園だけでなくて、線路脇とかにも咲いている。日ごろは目立たない存在だったのにまるでこの梅雨の時期だけは着飾って舞踏会に出かけるシンデレラみたいな花だ。

図鑑で調べてみるとヒガン花科アガパンサス属の花と出ている。細い茎がすっと伸びてその先端に可憐な花が咲く様子がヒガン花に似ている。少し前まではユリ科に分類されていたそうだ。細長い葉の様子はユリの仲間にも見える。ネギ科の姉妹という説明もある。花のつぼみがネギ坊主に見えたくらいだからこれも納得だ。

カタカナの名前だとどうも薄っぺらい感じがするが、この花には紫君子蘭という漢字の名前がある。この素敵な名前は梅雨時の開花写真を見れば納得してしまう。そのくらい美しい花だ。アガパンサスという名前はギリシャ語のアガぺ(愛)から来ているらしい。神の愛を象徴する花ということになる。いつもは雑草のように目立たないが実はとても素敵な花だ。












 

0 件のコメント:

コメントを投稿